プロフィール

「スリーティアーズ」は、2019年7月、正統派イギリス式のアフタヌーンティーを提供するティーサロンとして誕生しました。舞台となったのは文化庁より登録有形文化財の指定を受ける築85年の小さな洋館です。

私はこれまで30年にわたって、英国大使館の広報誌の編集者として、また『英国特集』『RSVP』というイギリス専門誌の発行人・編集長として、イギリスの文化や魅力を日本に伝える仕事をしてまいりました。取材を通じて各地を訪れてきましたが、特に魅了されたのが紅茶文化に彩られたイギリスの豊かな暮らしです。

店名の「スリーティアーズ」は、現代のアフタヌーンティーの象徴でもある三段スタンドの意味です。それぞれのティア(=段)には、私が現地で体験した紅茶文化のエッセンスが凝縮されています。そして、19世紀のイギリスで誕生したアフタヌーンティーという習慣を存分に楽しんでいただけるようにと、紅茶との相性を考えたメニューが並んでいます。

目黒での営業を2024年4月末で終え、これからは京橋を拠点に、引き続きアフタヌーンティー文化、イギリス文化を伝える活動を展開してまいります。

スリーティアーズ
オーナー 新宅久起
シェフ 一ノ木理恵

シェフ:一ノ木理恵(いちのきりえ)

アメリカの高校・大学を卒業。帰国後、パン・ケーキ教室の講師を務めた後、渡英。クロイドン・カレッジ(クラフトベーカリーコース)、ル・コルドンブルー・ロンドン校(製菓ディプロマコース)で製菓・製パンを学ぶ。

ロンドンではローカルベーカリー勤務、ロンドン屈指の名門ホテル、クラリッジズで1年間研修。帰国後はハイアットリージェンシー東京(ペストリーキッチン)、パティスリータダシヤナギなどで勤務。現在、スリーティアーズのシェフを務める。

海外生活は通算16年半。著書『イギリス式スコーン 完全レシピ』、NHK『きょうの料理』(スコーン、キャロットケーキ)出演。

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オーナー:新宅久起(しんたくひさき)

駐日英国大使館が発行する『クオリティ・ブリテン』の編集に20年間携わり、その間、ロンドンに滞在。帰国後、イギリスの旅や暮らしを紹介する雑誌『英国特集』を創刊(2004年)。2007年より『RSVP』に改題し、2017年まで発行人&編集長を務める。

雑誌や書籍の発行のほか、百貨店催事の企画・出店、自主イベントなどを通じて、イギリス文化を日本に広める活動を展開する。2019年、東京・目黒にアフタヌーンティー専門ティーサロン「スリーティアーズ」をオープン。「アフタヌーンティーの聖地」として高く支持される。

主な著書『アフタヌーンティーで旅するイギリス』。NHK「あさイチ」(めくるめく魅惑のアフタヌーンティーの世界)出演。『ヴァンサンカンオンライン』にも登場。
https://www.youtube.com/watch?v=4o3XtnI-kG4

本人注:「最近はスコーン職人業が忙しく写真のような格好はしておりません……」

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<スリーティアーズ(目黒)紹介記事>

『婦人画報』

『きものと』
https://www.kimonoichiba.com/media/column/506/

『ヴァンサンカンオンライン』